症例(治療実績)

Case

正中離開、空隙歯列弓の治療例(マウスピース矯正)

症例(治療実績)

監修者
社団法人デジタルデンティストリー 理事長
日本橋はやし矯正歯科 院長
K Braces矯正歯科原宿駅前 総院長
日本デジタル矯正歯科学会 副会長

林 一夫ドクターの紹介はこちら

資格
日本矯正歯科学会認定医 / 日本矯正歯科学会指導医 / 日本顎関節学会専門医 / 日本顎関節学会指導医 / デンツプライシロナ公認 SureSmile/Adance/Orhto/Aligner ファカルティ・ドクター/インストラクター・ドクター

 

 

みなさまこんにちは。医療法人社団デジタルデンティストリー理事長、林一夫です。

ここではデジタルデンティストリーが手がけたマウスピース矯正による症例をご紹介します。

患者さま情報

28歳女性、前歯の隙間が気になるとのことでご来院になり、無料カウンセリングをお受けいただきました。

こちらの患者さまは最初から、目立たない治療であること、食事の時に外して食事ができることの2点で、マウスピース矯正をご希望でした。

初診時の状態

初診時の口腔内写真。比較的重度の正中離開が認めらます。

正面のお写真です。

 

右側から見たお写真です。

 

こちらは上顎を見たところです。

 

この患者さまは、上下顎歯列弓全体に隙間(空隙)がある空隙歯列弓の状態でした。

いわゆる“すきっ歯”と言われる状態です。

多少出っ歯ではありますが、隙間を閉じながら前歯を後退させることができると判断し、非抜歯での治療を選択しました。

また表側矯正と比較しましたが、マウスピース矯正でもしっかり装着時間が取れるとのことで、当初のご希望通りマウスピース矯正になりました。

診断と治療方針

以下が診断と、それに対する治療方針です。

  • 診断:正中離開、上顎前歯の唇側傾斜、上下顎中等度の正のALDを有する骨格性Ⅲ級の成人女性症例
  • 治療方針:非抜歯、シュアスマイル・アライナーによる治療

これがシュアスマイルアライナー(マウスピース)を装着したお写真です。

とても目立ちにくいことがお分かりいただけると思います。

 

治療後の状態

一年半の間、およそ6週間に一回通院していただき、隙間が綺麗に閉じました。

治療後の正面からの口腔内のお写真です。

「すきっ歯」がすっかりなくなりました。

側面から見て見ましょう。

側面も同様に綺麗に閉じました。

すきっ歯が気になりお口を開けることに抵抗があった患者さまですが、閉じたおかげで口元を気にすることがなくなったとお喜びいただきました。

私たちも、患者さまにきちんとマウスピースを装着していただいたおかげで予定通りに治療が進んで大変感謝しております。

まとめ

以下に今回の治療をおまとめいたします。

  • 不正咬合のタイプ:正中離開、空隙歯列弓
  • 治療計画:非抜歯
  • 治療法:マウスピース矯正(シュアスマイル・アライナー)
  • 治療費:100万円(2020年4月)
  • 治療期間:1年6か月
  • リスクと副作用:術後の空隙の後戻り

上顎と下顎全体を矯正する規模の大きい治療でしたが、3Dデジタル矯正のおかげでワイヤー矯正と変わらないクオリティでの治療が実現できたことも、私たちには嬉しいことでした。